宮古島特有のお酒の飲み方「おとーり」

「おとーり」とは

宮古島でおとーりというのは、宴会の席やお祝いの席、飲み会のときに回し飲みをするお酒の飲み方のことを言います。
どんなルールで行われているのかというと、その飲み会や宴会に参加をしている人は全員「親」と呼ばれる人から口上と盃をもらいます。
親は全員に口上を述べて、そして一人ひとりに盃を回していくのです。
一通り回ったら親は最後に盃を飲み干して、隣の人や親が選んだ人がその盃を次の人に受け継ぎます。
それが延々と続いていくという流れです。
もし5人いたとすれば全員が回るまで25杯飲むことになりますし、10人いれば100杯飲むことになります。
2人だけでも交互に飲み続けることもあります。

「おとーり」の起源

なぜこのような飲み方が始まったのかといえば、これは島の神事が起源とされています。
各地のうたきという聖地に祈願をするお祭りの中で、大きなお皿でお神酒をささげたのです。
その後集まった人たちに順番に飲ませてこれからの1年の五穀豊穣を祈るというものでした。
また、おとーりはもともとはピッチャーだったという話もあります。

お酒の作り方

おとーり、これは、一升瓶に入っている泡盛を使って水で薄めて作ります。
絶対といっていいほどに沖縄や宮古島の地元の居酒屋にはピッチャーがあります。
家にもピッチャーはあるのではないでしょうか。
ピッチャーにお酒とお水を3対7の割合で入れます。
おとーりを回すときに使うのはおちょこのような小さいものは使わずに、大きいものを使って回し飲みをしていきます。
場合によっては、専用のおとーりグラスといわれているグラスを使うこともあります。
おとーりグラスはおみやげ物屋さんでも販売されているのでチェックしてみてください。

とにかくお酒好きな人々

沖縄のお酒というと有名なのは泡盛ですが、とにかく沖縄や宮古島の人はお酒をよく飲みます。
そしてお酒を楽しく飲むことが長寿にも続いているのかもしれません。
エンドレスに続けられるおとーりによってグデングデンに酔っ払ってしまう人もいるので、宮古島の議員はおとーり禁止令を作ろうとした時期もあったのだとか。
といいつつも、その禁止令をどうやって作るのかという話し合いをしつつもおとーりをやっていたといいますからお笑いですね。
おとーりは宮古ではひらがなで書いたり、カタカナでオトーリと書いたりもしますし、また漢字ではお通りと書くそうです。
おとーり用のすでに水割りになった一升瓶の販売もあるほどです。

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